(マウスいらず)逆引きショートカットキーまとめ

どれだけ需要があるのか分からないけど、id:mallowlabs にせかされたので私がよく使うOperaのショートカットキーをシチュエーション別にまとめておきます。

こういうショートカットもあるよー、とかあると思いますが、基本的なブラウジングに使う操作限定。

あと、設定しなきゃいけないとか、user.js 入れなきゃいけないとかは省略。

そもそも

ネットで調べものするとか、開発中のWebアプリを確認するときとか、フォームに文字を打ったあとにマウスに手をのばすのがとてもイラっとしてしまう。
そういう短気な正確なのでブラウザに限らず、基本的に全てのアプリに対してショートカットを覚えるのだが、id:mallowlabs 曰くOpera使いでもそんなにショートカットキーは使われていない、とのこと。
それはとてももったいないと思うので、自分がよく使うOperaのショートカットキーをまとめておくことにします。

環境

現在 Opera10.00 使用中
Operaってショートカットキーがコロコロ変わるから困るよね。
基本的にWindows版で書いてますが、Mac の場合は ctrl を Cmd に置き変えれば大体OKかと。

前提・準備

シングルキーショートカットを有効にしておきましょう。
設定(ctrl-F12,Cmd-,)>詳細設定タブ>ショートカット
で「シングルキーショートカットを有効にする」にチェックを入れます。


あと、マウスはマシンから外しておいて、窓から投げ捨てます。


以下各種ショートカット

リンクやフォームのコントロールでページ遷移

Opera では(もちろん他のブラウザと同様に)マウスをつかって、ちまちまリンクをクリックする必要はない。
主に3(+1)種類の方法でリンクやフォームのコントロールで飛ぶことができる。
基本はリンクにフォーカスを当てて Enter キーです。

空間ナビゲーション

Opera では Shift を押しながら上下左右のキーを押すと、直感的にリンクを選択できます。
さらに、リンクを選択した状態で Enter キーを打てばマウスクリックと同じです。

キー 動作
Shift+↑ 上方向にあるリンクを選択
Shift+→ 右方向にあるリンクを選択
Shift+↓ 下方向にあるリンクを選択
Shift+← 左方向にあるリンクを選択
Enter 選択中のリンクへ飛ぶ
Tabキー

IEFireFox などでは、Tabキーはリンクとフォームのコントロールを順次選択して行きますが、Operaではフォームのコントロールのみを選択します。
IEFireFox では、(ネイティブには)空間ナビゲーションが実装されていなので、リンクもたどってくれないと困るわけですが、Opera はTab で選択しなくても空間ナビゲーションの方が便利なので、こういう実装になっているのだと思います。

キー 動作
Tab 次のフォームコントロールを選択
ページ内検索で探して飛ぶ

検索のしかたは後の方で。
検索するとフォーカスが当たるのでEnterでリンクを飛べるようになります。

FastForward

ちまたでは AutoPagerize なんてものが流行っているらしいけど、Opera にはそんな機能は必要ありません。
Opera では一番下までスクロールした状態で Space を打つと「次と思われるページ」へ飛びます。
色々条件はあるのだけれど、細かい所は置いておいて、例えばGoogleの検索結果だと、一番下で Space を打てば、次の10件に飛びます。
'>>'とか'next'とか'次へ'なんて書いてあるリンクがあれば大抵空気を読んでくれます。
上級者は設定ファイルを編集しましょう。
AutoPagerize なんて入れると、この機能が効かなくなるので私は絶対入れません。

キー 動作
(ページの一番下で) Space 「次のページ」に飛ぶ

ログインフォームで一発ログイン

ログインフォームで一度ログインすると、ログインIDとパスワードをOperaで覚えるかどうかを問うダイログが現れる。
このとき覚えさせておけば、次回から ctrl + Enter でログインフォームに入力した上でログインまで自動でしてくれる。
複数アカウント覚えさせた場合はアカウント名を選択するダイアログが現れて、上下で選択し、Enter を打つと、そのアカウントでログインする。

キー 動作
ctrl+Enter (ログインフォームがあれば)Operaで覚えたアカウントでログインする

ページ内を検索する

他のブラウザと同様にctrl+Fで検索ができます。検索キーワードを確定すると ctrl + g で次の出現位置を探します。
これが基本。

シングルショートカットを有効にしておけば、'/'(スラッシュ)で左下にキーワード入力欄が表れ、インクリメンタルに探します。
また、','(コンマ)でリンクのみからインクリメンタルサーチしてくれるようになります。

ctrl+g で探していって、Enter でリンクを飛ぶ、という使いかたをします。

キー 動作
ctrl+f 検索フォーム
/ インクリメンタルサーチ
, リンクのみをインクリメンタルサーチ
ctrl+g 次を検索
ctrl+shift+g 前を検索
F3 次を検索
shift + F3 前を検索
Enter フォーカスしているリンクを飛ぶ

Web検索する

デフォルトではURLバーの横に検索バーがあるけど、これ必要ありません。
Opera にはスマートキーワードという機構により、URLバーで各種検索サイトでの検索が一発でできます。
まず ctrl + L でURLバーに移ります。
ここで
g キーワード列
(g の後にスペースを入れてキーワード)と打って Enter キーを打てば Google で検索します。
設定画面のWeb検索でいろいろ変更・追加できるので、よく使う検索サイトを追加してくとよいでしょう。

キー 動作
ctrl+L URLバーへ移る
"g キーワード列" Google検索

戻る、進む

どのブラウザでも左上にある← → のようなボタン。これはOperaでは必要ありません。(他のブラウザでも基本的にはいらないけど)
戻る、進むはいくつか方法があって、好きな組み合わせで使うといいと思います。

キー 動作
backspace 戻る
z 戻る
x 進む
alt+← 戻る
alt+→ 進む

拡大・縮小

文字が小さいなぁと思ったら、おもむろに 「0」 を打ちます。
大きくしすぎたなと思ったら「*」を打ちます。
シングルショートカットは便利ですね。

キー 動作
0 10%拡大
9 10%縮小
8 100%拡大
7 100%縮小
* 100%に戻す

Operaの場合は文字だけでなく画像も拡大されます。
これは便利!!

タブの移動

最近はタブ型ブラウザが主流だと思いますが、タブを有効に使うには、タブをマウスでクリック、なんてことをしていたら日が暮れてしまいます。
タブの移動も当然マウスなんて必要ありません。

隣のタブ

隣のタブに移る方法は各種ブラウザありますね。
Safari(on mac os x) なら Cmd + {, Cmd + } 、 FireFox なら Ctrl+Tabでしょうか。
Operaの場合は 1, 2 で左右のタブに移れます。

キー 動作
1 左のタブに移動
2 右のタブに移動
タブ一覧から選択

開いているタブが多くなってくると一覧したくなってきます。
私はいつも20近くのタブを開いているので、一覧しないとタブを選択するのに苦労します。

これは MacWindows ではキーの割り当てが異なります。

Windowsの場合

キー 動作
ctrl+Tab タブ一覧
(タブ一覧が表示された状態で)ctrl+Tab (一覧で)次のタブを選択
(タブ一覧が表示された状態で)ctrl+shift + Tab (一覧で)前のタブを選択

Mac の場合

キー 動作
alt+Tab タブ一覧
(タブ一覧が表示された状態で)alt+Tab (一覧で)次のタブを選択
(タブ一覧が表示された状態で)alt+shift + Tab (一覧で)前のタブを選択

タブを閉じる

他のブラウザと同様 ctrl + w です。
増えすぎたタブは小まめに閉じましょう。僕は苦手ですが。

キー 動作
ctrl+w タブを閉じる

閉じたタブを戻す

開きすぎたタブを一つづつ閉じていくと勢いあまって閉じるつもりの無かったタブまで閉じてしまうということはよくあります。
そんなときは ctrl+z で最後に閉じたタブを復元します。

キー 動作
ctrl+z 最後に閉じたタブを復元する

まとめ

上記のようなショートカットキーを使わないなら、正直 fastest browser on the earth じゃなくなった今、Opera なんて使わなくて Google Chrome をメインにすればいいと思う。
自分がそうならないのは、やはり Opera の操作性を越えてるブラウザがまだ無いと思ってるからだろうなー。