prosper.sty

prosper は tex でスライドを作るためのスタイルです.

Power Point は有料だし,数式打つのが面倒だし,そもそも Power Point が入っているマシンでないとプレゼンができない.
Distiller とかで PDF にする方法もあるけどそんなの持ってないし.
あと頻繁にマウス操作が必要になるのがもう面倒で面倒で.

tex で作れれば数式はらくちんだし,Emacs で書けるし yatex だって使えちゃうのです.
当分これで行こう.

Prosper の本家 から最新版をダウンロードして TEXINPUTS が通っているところとかに全部置いておきましょう.
僕は ~/texmf/ に置いてあります.

書いてみる

まず頭

\documentclass[colorBG,slideColor,pdf]{prosper}
option でスタイルを付加することもできます.同梱されている autumn スタイルを使うなら

\documentclass[colorBG,slideColor,pdf, autumn]{prosper}

maketitle すればタイトルページが作られます.


\title{11. Concurrent Architectures}
\author{sue}


\begin{document}
\maketitle
\end{document}

slide 環境でスライドが一枚できます.


\begin{slide}{タイトル}
内容
\end{slide}

内容の部分には tex のコマンドが大抵使えるみたいです.
Power Point でよくやるリスト表示は itemize 環境とか enumerate 環境とかで実現できるし,アニメーションとかもできるみたいです.
もちろん絵が貼りたければ includegraphics とか使えばいい.
便利.

コンパイル


$ platex hoge.tex
$ dvips hoge.dvi
$ gs -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=pdfwrite -sOutputFile=hoge.pdf hoge.ps

アニメーションを入れている場合, Acrobat Reader で全画面表示すると見れます.